船乗りになるには?
こんにちは海豚です!🐽
今日は船乗りのなり方(内航船編)を紹介したいと思います!。
船乗りになるには、基本的に免許が必要になります!、簡単に言うと船を運転するのに必要な免許ですね!。
その免許の名は[海技士]です。
海技士の詳細については別の記事で紹介させていただきますね✨。
基本的に海技士を取るには専門の学校に行く必要があるんですね。
という事で、海技士を取得できる、船乗りの養成・専門学校を紹介していきますね!。
海上技術学校
この学校は中学校卒業後に入学することができます!
独立行政法人海技教育機構 公式サイト 引用
海上技術学校は全国で4校(小樽は短期大学校に変更される)あり、高校と同じように3年制で、卒業後、「半年間の乗船実習を経て、4級海技士(航海)(機関)の口述試験の受験資格」が得られます!。(もちろん高校卒業の資格も得られます)。
4級海技士は内航船員(国内のみ運航する船の船長や職員)になれるものだと思ってもらって大丈夫です!。
入試難易度はそこまで高くなく、通常、偏差値で表すことはできませんが、あくまで目安としては偏差値45以上、船員になりたい強い意志が有れば入学可能だと思います!。
この学校は
①高校卒業後すぐに内航船員として働きたい
②国内フェリーで、責任のある管理職というよりは、職人ポジションの部員として働きたい
③国外に行く外航船にはのりたくない
という人にはぴったりですね!!。
実は私はこの海上技術学校出身なんですね。
言い方は悪いのですが、こういう方にはおすすめできません。
①外航船や大手の海運会社の職員(将来的に船長)になりたい。
②海技士の上級免状を取得したい
③海関係の大学に進学したい。
もちろん、入学したからといってこの道が絶たれるわけではありませんよ!。
しかし、これらの目標を持つ人は、〜船乗りのなり方2(外航船編)〜で紹介予定の「東京海洋大学・神戸大学」を目指せる学力の「普通高校」に入学することをお勧めします!。
海上技術学校から上記大学に進学できた実績はあまりありません(専門科目の勉強に圧迫される分大学受験に圧倒的に不利)。
また、3級海技士を取得できる※「海技大学校」への進学ができなくなったため、もっと船の勉強をしたいという人にはますますオススメ出来なくなりました😅。
※進学できないのは、後輩に口伝えで聞いた情報かつ、サイトで確認できなかったため在学中の方や受験希望の方は各海上技術学校にお問い合わせすると良いと思います。 すみません🙇♀️
ですが、目的が合えば良い学校なので海上技術学校の詳細はまたブログで紹介させていただきますね!。
海上技術短期大学校
こちらは先程の海上技術学校とおなじ海技教育機構が運営する「短期大学」バージョンですね。
短大なので、2年制で(全寮制)、基本的には高校卒業後に入学可能です。
2年のうち1年は座学、もう一年は乗船実習(実務研修のようなもの)になり、卒業後は海上技術学校同様、内航船の海運会社に就職することになります。
高校卒業後すぐに入学する人だけでなく、私が知っている中では、40代の女性、エリート大学出身者など、様々な経歴を持つ人達が入学して、立派な船乗りになっています。
短期大学校への入学は、第二の人生として「船乗り」を目指すには最適な判断と言えると思いますね!✨。
卒業後は4級海技士(航海・機関)の口述試験を受けられます。
学校は小樽(北海道)、清水(静岡)、宮古(岩手)、波方(愛媛)にあり、やはり比較的立地の良い清水短期大学校の難易度が高めです。
卒業後は「海技大学校」に進学可能(2年制)で卒業後に、3級海技士の口述受験資格が得られるます(学士は取得できません。)
メリット・デメリットは基本的に海上技術学校と同じですが、やはり高校生と短大生ということもあり、レベルに差があるように思います。また、就職先も短期大学校の方が良かったりしますね✨。
独立行政法人海技教育機構公式サイト引用
海技大学校
今回の記事で最後に紹介するのがこちら!
私の母校である海技大学校です!
この学校は基本的に海上技術短期大学校卒業生は専修科、※海上技術学校卒業生は技術科(現在はありません)、一般大学卒業後、海運会社に就職する方は専攻科として入学し、卒業後に3級海技士の口述試験受験資格が得られます。
色々並べましたが、基本的に短期大学校のの卒業生が対象ということで、いきなりは入学できないのですよね。
その他にも、海運会社の色々な研修、水先案内人(簡単に言うと船乗りのプロフェッショナル)研修があったりします。
この学校はプロを相手にして、講義を行うので教授のレベルが高いと思います!。在学中に海技士1級、2級の勉強がしたい、もっと深いところまで勉強したい方は、短期大学校卒業後にぜひ進学してください!。
しかし、注意点が2つあります。
1つは、短期大学校や海上技術学校は基本的に田舎にあるのに対し、海技大学校は兵庫県の芦屋市にあり、大都会「神戸」「大阪」までのアクセスが非常に良いです。
若く進学される方は、遊びやバイトに明け暮れて、勉強が疎かにならないよう、覚悟が必要ですね笑。
実際にせっかく進学したのに、留年を繰り返したり、上級海技士資格の筆記試験に合格出来ずに卒業する方は沢山いました(もったいない!)。
2つ目は学士号が取得できず、就職先もそれほど良くはならない点です。
短期大学校から入校する方は、すでに短大卒の資格がありますから、海技大学校も短大扱いなので、短大生の時を合わせて4年間船の勉強をしたにもかかわらず、学士号はもらえません。その点「海洋大、神戸大」は3級を取得でき、学士号も取得できるので強いと言えます。
また、せっかく3級を取得しても、外航船に就職できる人は一握りで、就職先も短大に比べて圧倒的に良いというわけでは無いのでお得感は薄めです。
最低でも在学中に1級海技士の筆記試験に合格しなければ外航船に乗ることは叶わないと思われます。
短期大学校卒業後に沢山勉強をし、上級免状を取りたい方には良い選択となるので、ぜひよく考えて進路を決めてください!。
海技教育機構公式サイト引用
簡単にまとめますと
中学校卒業後に内航船員を目指す学校に入りたい→海上技術学校
高校卒業後又は社会人が内航船員を目指す場合→海上技術短期大学校
短期大学校卒業後に3級海技士を学校で取得したい。上級免状の勉強をしたい
→海技大学校
となります!😌
それでは船乗りのなりかた(内航船編)はここまでです、次回は外航船を目指したい方におすすめの学校を紹介します!。
今回紹介した学校のサイトのURLも下に貼りつけておきます!
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