ユリスナルダンクラシコ　アワーグラス限定モデルレビュー

　こんにちは海豚です🐬

　2023年3月29日。ユリスナルダン　クラシコ　アワーグラス限定モデル(文字盤アイボリーカラー)を納品したので実機レビューをしたいと思います✨。

　

ユリスナルダン　クラシコ　アワーグラス限定モデルとは

クラシコアワーグラス限定モデルは、ザ アワーグラス ジャパン株式会社の設立25周年、現在の5丁目への店舗移転10周年という節目に合わせ、リニューアルオープン記念として用意された限定モデルで、25周年に合わせて25本限定となっています。

　そして、このアイボリーカラーの文字盤のタイプは第二弾目となっています。

　第一弾のサーモンカラーモデルはリリース後即完売。そのため購入できなかったエンドユーザーからの要望が多く、それに応えた形で、文字盤色を変えて第二弾(25本限定)が展開されたという経緯を持ちます。

　ちなみに、ベースは「クラシコ マニュファクチュール 40mm」となっており、このモデルは廃盤となる事から、今シリーズは第二弾を持って終了となる予定との事です。

　

クラシコとは殆ど別物！？それでもしっかりクラシコな時計。

　クラシコアワーグラス限定モデルは、先ほど添付したクラシコマニファクチュール40をベースとしながらも、変更点が多く、全く別の時計のようだ。

　文字盤のアイボリーカラーの全面ギョシェはオリジナルだ。インデックスはホワイトゴールドメッキ製で、アップライトされたブレゲ数字となっている。針も時分針共にブレゲ針に変更されている。

　文字盤のアイボリーカラーは、理想の色合いを出すために、小さな文字盤に実際にギョシェを彫り込み、ラッカーで仕上げ、ユリスナルダンからアワーグラスへ送られて確認していたという。更に、理想の色を実現するため、7回程この作業を繰り返したという。強いこだわりを感じると共に、アワーグラスとユリスナルダンの強いパイプがあったからこそ実現できたのだと思われる。第一弾のサーモンカラーも同様であるとの事だ。

クラシコの特徴といえば6時位置の日付表示だ。この日付表示は早送りはもちろん、巻き戻しの機能が備わっていて大変優秀なのだが、エレガントさを表現するために敢えて排除されている。

　また、ユリスナルダンのロゴに立体的なアンカーマーク⚓️が追加されている。そしてロゴ全体のフォントが小さくなっているため文字盤のギョシェを邪魔しない。

搭載ムーブメントはもちろん「Cal.UN-320」シリコン製ヒゲゼンマイ、脱進機を採用しているユリスナルダンの名機だ。

　ムーブメントの自動巻ローターは通常モデルのスティールからK22ローズゴールド無垢にアップグレードされています。

　ここまでの変更が加えられても心臓部はクラシコであり、外観もすぐにクラシコでと分かる範囲にある事が素晴らしいと思います。

アワーグラス限定クラシコは素晴らしいドレスウォッチだ

　本クラシコはステンレスケースでありながら、ケースの美しいポリッシュ加工、ホワイトゴールドメッキインデックス、煌めくアイボリーダイヤル、美しく磨かれたバランスの良いブレゲ針のおかげで大変ゴージャスな出来となっていると感じます。

　ケース径は40mmと標準的ですが、短いラグもあってか、結構小さめに映ります。また、厚みは9.6ミリと、しっかりドレッシーなサイズ感です。

　リューズのブルーは、ラッカー仕上げとの事だが、天然石を彷彿とさせる透明感や立体感を持っていて、良いアクセントになっている。

　現代において、ドレスウォッチが本当に必要となる場面は少ないと思います。ですが、時計好きはみなドレスウォッチに惹かれていると思います。その理由は単純に、シンプルながら奥の深いデザインに惚れてしまっているからでは無いかと感じるのです。シンプルの中にあるエレガンス、目立つわけでは無くても一眼で良い時計と分かる仕上げやオーラ。このクラシコにはそれが全て備わっていると海豚は感じます。

最後に

　納品当日レビューという事で、まだまだ良いところも気になる点見つかってくると思いますのでまた数ヶ月に着用レビュー作っていけたらと思います👍。

　現在気になる点、少しありましたので最後に列挙したいと思います。

・付属のバックルが片開きなので、ベルトを腕のサイズに合わせると、手から通しにくい。

・ローターの回転音が大きめ、デンプの音も大きい(デンプの音は個人的には嬉しい)。

・デイト無し、ラッカー文字盤はクラシコ好きにとってはデメリットとなり得るかもしれない(私は好みなので平気)。

正直私は気になりませんが、注意点として挙げさせていただきました。

　本モデルは私が3月中旬にアワーグラスさんにお邪魔した際はまだ在庫がありました、25本限定ですので気になる方がいらっしゃいましたらなるべく早めに連絡を取ったほうが良いと思います。

　最後までご覧いただきありがとうございました✨。引き続き「海豚の日常」をよろしくお願いします🐬。

　それではさようなら👋✨。