こんにちは海豚です🐬🐬🐬。
今回はロレックスの各モデルと対等に戦える時計達に焦点を当ててみました。
ロレックスが購入できず、諦めかけている方や、とりあえず手元に良い時計が欲しいという方のために本記事を作成し、シリーズ化したいと考えています。
今回はロレックス大人気ダイバーズ、「サブマリーナ」のライバルを紹介したいです。
※本記事は「ロレックスのライバル」を推す記事になっているので、「サブマリーナ」好きの方を不愉快にさせてしまうかもしれません。気をつけて書いているつもりですがご留意お願いします。
前回の記事では、「デイトナのライバル」についてピックアップしたので良かったら見てください👇
初めに ロレックスは唯一無二 だけど…。なかなか買えない😂。
ロレックスは唯一無二だ。
「ロレックス」は高級時計の代表格でその知名度は抜群。時計に詳しくない一般の方は「ロレックス」が最も高級な時計であると認識している。それゆえに周囲から褒められたり羨ましがられる事も多く所有欲を満たしてくれる。
これは事実でもありますが、実際は、見栄的な部分はロレックスの表面上の良さであって、魅力はもっと深いところにあると海豚は思っています。
そのロレックスの魅力をざっくり列挙すると、「機械式時計として他ブランドを寄せ付けない圧倒的な精度」、「優れた素材、傷がつきにくい」、「防水性、耐衝撃性、耐磁性に優れ、日常使用での信頼性が高い」、「しっかりとした補償やオーバーホール感覚が長く、そして安い」という実用面での利点が大きいと思っている。
また、ロレックス三大発明、「オイスターケース」、「パーペチュアル」、「デイトジャスト」は時計界の飛躍に大きく貢献した偉大なもので、時計ブランドの格式を決める上で重要な歴史の面でも素晴らしい。
このように「歴史」、「技術」、「実用性」においてもかなり高レベルなブランドであり、成金の象徴、ミーハーな時計と、言われもない事だという事がよく分かる。
中身は本当に実用時計として真面目なのだ。
はっきり言うと「ロレックス」の悪いイメージは、数多くのユーザーの中の、ごく一部の人が作り上げたものであり、「ロレックス」自体に罪は一ミリもない。
「ロレックス」というメーカーは質実剛健、実用性に重きを置き、極めた、良い意味で庶民のための高級ウォッチメゾンであると言えます。
しかしながら、現在のロレックスは簡単に買える状況ではない、どうしてもロレックスの時計が欲しいと言う方には諦めないで追い続けてもらいたいが、マラソンをする間に寄り道しても良いと思っている。また、本シリーズの記事をきっかけに他のブランドに興味を持っていただけたら嬉しく思う。
サブマリーナのライバル それは…ただ一つ!!
先ほどロレックスの三大発明としてあげた「オイスターケース」。これは世界初の完全防水ケースと言われ、ロレックスの偉大な功績の一つだ。
その「オイスターケース」を更に改良して生まれた、世界初のダイバーズウォッチ「サブマリーナ」。「サブマリーナ」は防水ケースだけではなく、「逆回転防止ベゼル」、「視認性抜群の夜光インデックスと針」を採用し、今のダイバーズウォッチの基本的構造やデザインの元となっている。
ロレックスといえば、「サブマリーナ」を思い浮かべるほどアイコニックな時計、代わりになる物などあるはずがないと思われる。
しかし、実は歴史的に見て明確にライバルといえる時計が存在した。それはブランパンの「フィフティファゾムス」だ。
まず「ブランパン」とはどういったブランドか、もっとも特徴的なのは「現存する世界最古の時計ブランド」であるということだ。魅力を語ればつきないブランドではあるが、その歴史や技術から「世界7大時計」の一角であると思う時計愛好家は多い(筆者もその一人)。
そんな格式の高いブランドの本格ダイバーズウォッチ「フィフティファゾムス」とはどのような時計なのか紹介したい。
「フィフティファゾムス」が開発されたのはなんと、1953年、サブマリーナと同時期である。ゆえにこちらも世界初のダイバーズウォッチとされている。もちろん両者とも白紙の状態から作り上げた時計なのだが、回転ベゼルを採用しているなど多くの共通点がある。
元来、フランス軍の軍用時計として開発された時計であるが、特に「アメリカ軍」に正式採用された事でその名を世界に知らしめた。そんなアメリカ軍からは完璧な時計であるとの評価を受け、その後にもドイツを始めた各国の軍用時計として採用された歴史を持つ。
特に当時、独自の機構として設けられた「モイスチャーインジケーター」は優秀であった。これは時計内の水分量を視覚的に瞬時に判断できるもので、厳しい使用環境の中で正確且つ安全に時間を把握するための大きな信頼性を獲得できた。
このような歴史から、正当な「サブマリーナ」のライバルと言えるのだが、人気で言えば圧倒的に負けていると言える。しかしながら、「フィフティファゾムス」は「サブマリーナ」に興味を持っている貴殿には決して無視できない魅力があることはご理解頂けたのでは無いかと、海豚は勝手に思っています。
それでは「フィフティファゾムス」の現行ラインナップをご紹介したい。
1 Fifty Fathoms BATHYSCAPHE
スペックはこちら
ケースの素材
チタン
ケースの直径
43 mm
ケース厚
13.45 mm
防水性
30 bar
ラグ間
23 mm
特性
セラミック インサートを使ったサテン仕上げのチタン製逆回転防止ベゼルに リキッドメタル ® を使った目盛りスケール
パワーリザーブ表示:
120hours
サブマリーナと比較するとケース経は大きいが、素材がチタンであるため軽く丈夫だ。防水性能は同じ30気圧である。パワーリザーブは120時間と、サブマリーナの70時間を大きく上回るが、日差や機械の信頼性ではロレックスに軍杯が上がりそうだ(ロレックスが優秀すぎるだけであって、ブランパンのムーブメントの信頼性はもちろん高い)。
外観は好みの問題であるが、明確な違いがある。「フィフティファゾムス」はシースルーバックであるため、ブランパンのマニファクチュールムーブメント「1315」を拝むことができる。自動巻きローターは18Kホワイトゴールド製、そこにプラチナ合金を用いた表面加工を施していて珍しさや美しさは他のブランドを寄せ付けない。ムーブメントも大変きれいに纏まっている。
価格は2022年9月現在『約186万円』とサブマリーナよりも約80万円ほど高いが、中古の並行価格は役180〜200万円となっており、それよりは安い(価格コム参照)。
Fifty Fathoms BATHYSCAPHE QUANTIÈME COMPLET PHASES DE LUNE
本格ダイバーズの枠を外れずに、「月」、「曜日」、「ポインターデイト」のコンプリートカレンダー搭載に加え、「ムーンフェイズ」を搭載したコンプリケーションモデル。
スペックはこちら
ケースの素材
レッドゴールド
ケースの直径
43 mm
ケース厚
13.3 mm
防水性
30 bar
ラグ間
23 mm
特性
Unidirectional satin-brushed 18ct red gold bezel with ceramic insert and CeragoldTM
パワーリザーブ表示:
72hours
まさにダイバーズと複雑機構を得意とするブランパンにしか作れないであろう本作。サブマリーナとフィフティファゾムス両方所有したい方には差別化がより測れてお勧めだ。
こちらもシースルーバックとなっており、自社製キャリバー 「6654.P.4」を拝むことができる。
価格は2022.9現在、本ウォッチは約415万円、サブマリーナ金無垢は約450万円。サブマリーナはブレス付きのため高価格である。サブマリーナには存在しないが「オイスターフレックス」と「ブレス」との価格差は約85万円。これらを鑑みると複雑機構を備えている「フィフティファゾムス」の方が海豚は少しお得に感じる。
また、「フィフティファゾムス」には、「クロノグラフ」、「トゥールビオン」搭載モデルもあり、水深計を備えた超プロフェッショナルモデル「ファゾムスX」とラインナップは多彩だ。
「海豚の意見」
海豚は「フィフティファゾムス」はもっと人気が出て欲しい。「サブマリーナ」と「フィフティファゾムス」は高級ダイバーズ2大派閥になる、これが一番正しい在り方なのではと思っているのだ。
実際、「フィフティファゾムス」は「サブマリーナ」と比較して高級機であるが、現在の並行価格はバチスカーフのシンプル3針モデルと変わらない。海豚は基本的に腕時計の値段は「定価」の価値でしか無いと思っているから、同じ値段を出して買うなら「フィフティファゾムス」はかなりお得だと考えている。
「サブマリーナ」は素晴らしい時計であることは前提に、やはり「フィフティファゾムス」は素晴らしい。「サブマリーナ」は完璧な実用時計に対して「フィフティファゾムス」はブランパンならではのクラシカルで上品な色合いを持っていると考えている。それゆえに同じ本格ダイバーズでありながら全く違う時計であると感じる。
是非「サブマリーナ」を追い求めるランナー達が、「フィフティファゾムス」に興味を持ってくれれば嬉しいです。そして「フィフティファゾムス」を腕に巻いて「ロレックスマラソン」を完走してくれれば一番嬉しいと考えています。
最後に
実は海豚、「サブマリーナ」のライバルを複数挙げようと思っていたが、歴史を鑑みて本当の意味でライバルと言える存在が「フィフティファゾムス」だけなのではと思い、1本の紹介のみとしました。
これは優劣では無く歴史を重要視した上での「ライバル」としての観点です。
オメガ「シーマスター コーアクシャル マスタークロノメーター」等、「コストパフォーマンス」、「スペック」、「デザイン」において素晴らしいダイバーズウォッチは他にたくさんありますが、そちらはまた別の機会に紹介できたらと考えております。
本日は最後までご覧いただきありがとうございます。
引き続き「ロレックス ライバル」シリーズ書いていこうと思うのでよろしくお願いします。
それでは👋
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