お久しぶりです海豚です✨2023年はもう半分過ぎてしまいましたね😂早いものです。
今回は2023年海豚の欲しい腕時計5選(2023年前半)を紹介したいと思います✨。
今年の4月にはウォッチアンドワンダー(格時計ブランドが揃って新作発表や展示会を行う年に一度の時計界のお祭り✨)があったので大量のライナップから選ぶのが大変でした😊。
今回は海豚がギリギリ手が届きそうな範囲3つと憧れ枠2つとさせていただきました✨それでは楽しんでください✨。
また、皆様の欲しい時計、おすすめの時計をTwitterや本ブログのコメント欄にどんどん書いてくださいね👍。
1 グランドセイコー初の機械式クロノグラフ SLGC001
今回一番に紹介したいのはGSこと、グランドセイコー初の機械式クロノグラフ「テンタグラフ」である「SLGC001」です!。
なぜなら今の海豚の本命だからです😆
「テンタグラフ」とはグランドセイコーが独自に命名した機械式クロノグラフの事です✨。
クロノグラフ自体はスプリングドライブ(グランドセイコー独自の機械 クォーツと機械式のハイブリッド)搭載モデルではあったようですが、機械式ではこの「テンタグラフ」が初となります。
「TENTAGRAPH/テンタグラフ」の名称は、10振動、3日間のパワーリザーブ、自動巻クロノグラフという3つの機能に由来しています。
グランドセイコー公式サイト引用
搭載ムーブメントは「9SA5」(白樺等に搭載されている高性能ハイビート)をベースとした新キャリバー「9SC5」です。非常に美しいムーブメントですが、パッと見大きな違いは無く、垂直クラッチという事で、テンタグラフ機構を拝める感じては無さそうですね!。
セイコーは完全マニファクチュール(全自社生産)ですから、それも含め純国産高級クロノグラフグラフムーブメントが生まれたこと自体凄い事なのですが、他の一流ブランドと比べて優れてる点もあるのです✨。
私的にもっとも特筆すべきは「パワーリザーブ」だと思っています。
テンタグラフの由来にあるようにパワーリザーブは3日間(72時間)です。これは機械式クロノグラフとしてはかなり長い方です。
例えば同じクロノグラフ機構で有名なロレックス デイトナ(cal.4130)は、パワーリザーブ72時間とテンタグラフと同じですが、振動数に違いがあります。デイトナは28800振動ですが、テンタグラフは36000振動です。
36000振動(毎秒10振動)は1/100秒単位で計測できる優れものですが、機械への負荷も大きいです。それにも関わらず、クロノグラフ作動状態においても3日間のパワーリザーブが保証されています。
同振動数の名機といえば、ゼニスのエルプリメロ。こちらのパワーリザーブは60時間となっています。
精度は+5〜-3秒と、高精度のデイトナ(+2〜-2秒)よりは劣りますが、グランドセイコーの精度は基本的に実物はもっと良いとの意見が多いです(デイトナもしかりですが笑)。どちらも実用性はかなり高いと言えます。
GSと言えば時計の心臓部である脱進機を独自に開発した「デュアルインパルス脱進機」がありますが、本作でも採用されています。超一流ブランドですら開発に手出しできないほど難しい部品である脱進機、GSは流石です。機能はもちろん多くの脱進機に採用されている「スイスレバー式」より優れた特性を持ちます。
補足ですが、今回はテンタグラフの紹介という事もあって、これらの良い点ばかり上げましたが、勿論エルプリメロやデイトナも沢山の魅力があります。一番私が言いたいことはこれほどの歴史的名作と肩を並べられる国産ブランドの自動巻クロノグラフモデルが誕生し、それが如何に誇らしく素晴らしいことであるという事です👍。
グランドセイコーといえば、美しく力強い針やインデックス。唯一無二の日本の自然を表現した文字盤を思い浮かべる人は多いと思います。
本作は世界に評価されている、エボリューション9シリーズを基にしています(詳しくはURLを後ほど添付)この力強く太い針は他のブランドで見た事が無いです。この大きな針を動かすにはかなりトルクが必要なはずですが、先ほどの話しと繋がりますが、クロノグラフ付きでパワーリザーブ72時間は驚きを隠せません。
針の大きくする理由は瞬時の判読性を向上させるためです。そのほかにも、インダイヤルとサブダイヤルを2枚重ねにして見分けしやすくしたり、インデックスと針の距離を極限まで近くする事により判読性を高めています。特にクロノグラフ秒針は目盛りギリギリまで伸ばして、針先を曲げることにより優れた判読性を実現しているとのことです。
ダイヤルはグランドセイコー雫石スタジオから望む事ができる岩手山をイメージしてダイヤルパターンです。グランドセイコーのインスピレーションの源となっている岩手山をそのまま表現しているなんて壮大で贅沢ですよね👍。
ケースの造形もエボリューション9に基づき光と陰をうまく使い分け、より立体的で複雑な形となっています。
素材はチタン製となっておりますが、通常のチタンより明るく傷が付きにくい「ブライトチタン」が採用されています。チタンはアレルギーも起こしにくいので肌荒れしやすい人にもおすすめです。筆者もチタン素材のウォッチを持っていますが、やはりその軽さが使いやすさに大きく貢献していると感じます、手首の負担も少なく軽くて丈夫で非常にお気に入りです。
また、本作は重心を低くする工夫が随所にされており、フィット感は抜群との事。これは試着してみないと合う合わないはハッキリしないとは思いますが👍。
スペック等はこちら👇
エボリューション9について👇
タグホイヤー カレラ クロノグラフ
お次もクロノグラフモデルです❗️。
タグホイヤーのハイエンドモデルであり、正統派レーシングクロノグラフウォッチであるカレラです。
そんな本作は2023年60周年を迎えました(おめでたい🎊)、そんな節目に相応しい素晴らしいモデルなのではと思います。
皆様お気付きとは思いますが、新作カレラは2色展開で、色ごとに文字盤内のデザインや日付の配置が異なります。
黒文字盤は、複数の円からなるシルバーの3つ目インダイヤルで、非常に珍しい12時位置の日付表示となっています。針やインデックスの夜光は少し焼けた感じがあり、仄かなヴィンテージ感を出しつつも全体的には黒とシルバーで本格的なレーシング感があります。まさに正統派という感じです。
一方ブルーは、インダイヤルもブルーで同色、6時位置のスモールセコンドはインダイヤルではなく、秒針のメモリもバーインデックスで文字盤に印字されています。日付窓もスモセコと被りつつも6時位置とスタンダード、夜光もホワイトです。ブラックに比べるとカジュアルでシティユース感がありますね。個人的には本格でありながら少しオシャレ感を出せるブルーが好みなところです。
新作カレラの最大の特徴はこのドーム型風防でしょう。海豚が最大に惹かれたのもこのドーム風防です👍。
この外周の積算計を包み込むようなドーム型風防は1963年に誕生した初代カレラのデザインを再現したものとなっています。初代カレラはプラスチック風防でしたが、本作は勿論サファイヤクリスタル製。ダイヤモンドに次ぐ硬度をもつ素材をここまで綺麗なドーム型風防に加工しながらも、防水性も100mを実現しています(一体どうやって…😅)。シンプルなようでタグホイヤーの技術の結晶が詰まっているのです。
サファイヤクリスタルは前述したとおり、凄く硬い素材なので、大変傷がつき難く、美観を維持しやすいところも意外と大きなメリットであるとも思います。ベゼルは傷がつきやすいところですからね!。
スペックはこちら👇
サイズ39 mm
防水性100 m
素材スティール製 サテン/ポリッシュ仕上げ
ベゼルベゼルなし
ケースバックサファイア – スティール製
タグホイヤー公式サイト引用
キャリバーTH20-00
ムーブメント自動巻クロノグラフ
自社製ムーブメント
パワーリザーブ(時間)80
振動数28800 (4Hz)
機能時, 分, 秒, クロノグラフ:1/4秒計、30分計、12時間計, 日付
タグホイヤー公式サイト引用
ケース径は39ミリとスタイリッシュで厚み記載は無いものの、写真だとかなり薄く見える、ドーム型風防は厚みを増しますが、個人的にガラス部分の厚みは、時計の厚みとしてカウントしません(笑)。
細腕の人にも目立ちすぎる事なくスッキリと装着することができそうです。
ムーブメントはキャリバー02を改良した新型であるCal.TH20-00。方巻き上げ式から両巻き上げ式になっている。新型だけあって全体的にハイスペックになっている事は間違いない。
定番のカレラという事もあって、一見インパクトはありませんが、新作の魅力が伝わっていればうれしいです✨。
カルティエ サントス グリーン
こちらは参考画像少なくて申し訳ありません!。
とは言いましても時計好きの皆様はよくご存知のカルティエ サントスより新色グリーンが出ました!という事ですね!✨。
今回の注目ポイントは新色だけでなく、従来のLMサイズ(縦47.5mm × 横39.8mm)と、新しくMMモデルが41.9mm×35.1mmが追加された点です!。
LMサイズは日本人の腕にも全然合いやすい大きさだったのですが、サントスはメンズ時計とはいえ、カルティエらしくエレガントな大きさを求めていた人は多いのではないでしょうか?。さらにMMモデルはノンデイト仕様となっています。
海豚はコレクションに無い、グリーン色が気に入り大変欲しい時計となっています!サイズはLMが良いかなと思っています。サントスブルーは大変大人なブルーとなっていますが、グリーンもどちらかというと控えめなカラーなのではと予想しています。ここら辺も私の好みなのですよね👍。
カルティエ サントスについて説明するとかなり長くなってしまいますが、ザッと説明しますと、世界で初めてのメンズウォッチという事で腕時計の歴史において、凄く重要な立ち位置にいる時計なのです。
スペックも大変優れており、耐磁性は1200ガウス(ロレックスのミルガウスよりも上)10気圧防水と現代において求められるスペックを高い水準で有しています。形も手首に沿うような曲線を描いており、着け心地良好、厚みもLMで9.38ミリと10ミリ以下に抑えてくれています。
ベルトもクイックチェンジ可能で、メタルブレス、革ベルトに気分や好みに応じて簡単に変えられます。少し残念な点はパワーリザーブが40時間と二日も持ちません🥹。しかしながら自動巻で、効率も良いとのユーザーの声もあります。日常的に使う場合は問題ないのかもしれません。
今年の夏リリース予定との事です!、気になる方はブティックに訪問してみると良いと思います!。
MM 102万9600円、LM 112万2000円(税込予想価格)。
憧れ枠1 BREGUET 新型TYPE XX&TYPE20
ブレゲのパイロットウォッチTYPE XXが復活しました!✨これは欲しい☺️。
今回2タイプのラインナップとなっており、一つ目は上記写真の手前側、「TYPE20 CHRONOGRAPHE2057」ミリタリーテイストのもの。1955年から1959年にフランス空軍に供給されたTYPE20をモチーフにし、現代的に解釈されています。
続いてこちら、先ほどの軍用に対して民間用として1950年から1960年にリリースされていたタイプXXの系譜を直接継いだモデル「TYPE XX CHRONOGRAPHE2067」
皆さんはどちらが好みでしょうか?。私は迷いましたが「軍用ベース」の「TYPE20 CHRONOGRAPHE2057」が好みですね(以下2057と略す)。
今回は2057に注目したいと思います。
タイプXXシリーズの正統進化でいえば間違いなく2067である事は明白ですが、 2057は先述のとおり1950年台の軍用時計TYPE20をモチーフにしているので見た目は別物ですよね。パイロットウォッチであるのでどちらもミリタリーテイストはありますが、クラシックさのある2067に対して、2057の方がよりコテコテのミリタリーウォッチという感じです。
一見ベタ塗りの黒色ダイヤルですが、9時位置のスモールセコンドには複数同心円の模様、3時位置も段差がハッキリとした30分積算計インダイヤルとなっていてコントラストがはっきりし、視認性は良さそうです。アラビア数字のインデックスは、ミントグリーン色の夜光塗料が塗布されていて✨。更に塗料も厚く塗られていて立体的です。黒色文字盤とミントグリーンインデックスの組み合わせは控えめに言って素晴らしいですね。breguetロゴの筆記体もミリタリーウォッチにクラシカルで上品なテイストが加わり味があると思います。
2057の大きな外観的特徴は間違いなくポワル型(梨型)のリュウズです。ダイヤモンドのブリリアントカットを彷彿とさせるこの造形は本当に素晴らしいです。手袋を着けていても操作しやすいよう大きく設計されていますが、悪目立ちする事なく、存在感とラグジュアリーテイストをうまく組み入れてると感じました。
ムーブメントも新型キャリバー728が採用されています。このムーブメントには複数の特許技術が盛り込まれており、垂直クラッチ、高級機らしいコラムホイールが採用されています。振動数は5Hzありますが、パワーリザーブは60時間を実現しています。ブレゲタイプXXシリーズといえば、全モデルにフライバック機能が付いています、本作も勿論フライバック(即座にリセット起動)機能付きです。リセットハンマーはトライデント式でフライバックに特化しているとの事で、やはりこのモデルのアイデンティティとして独自の進化を遂げていると感じます。
ひげゼンマイ、ガンギ車、アンクルのホーンは、シリコン素材となっており現代でおそらく一番必要とされている耐磁性をクリアしている点が非常に好感です。最近のブレゲや同グループのブランパンもシリコンパーツ採用が多く非常に安心感があります。
ブラックのローターはクラシックなプロペラ機が正面を飛んでくるところをイメージされており、独創的です。コラムホイールも黒色となっており、シルバーとブラックのコントラストに統一感があります。
垂直クラッチは地味と言われがちですが、魅せるところは見せており、テンプ付近も奥行き感を楽しめるのでは無いでしょうか?。正に飽きの来ないシンプルベストな機械と感じます。
スペックはこちら👇
ケース
ステンレススティール
ケース径
42 mm
ケース厚
14.1 mm
ダイヤル
ブラックダイヤル
ムーブメント
自動巻
機能
フライバッククロノグラフ、日付表示、スモールセコンド、30分積算計
ひげゼンマイ
シリコン製ひらひげ
脱進機
シリコン製ホーンのインバーテッド・インラインレバー脱進機
防水
10気圧 (100 m)
キャリバー
7281
振動数
5 Hz(3万6000振動/時)
パワーリザーブ
60時間
部品数
339
ストラップ
付け替え可能なカーフストラップとNATOストラップの2本付き
ブレゲ公式サイト引用
価格は約258万円、やはり雲上ブランドなので高級ですが、ブレゲのラインナップとしては最安値。雲上の正統派クロノグラフの時計が正規でこのお値段で手に入るのはお手頃とは言えませんが、良心的に感じます。素敵なパイロットウォッチが欲しい、雲上時計が欲しい、ブレゲの顧客台帳に乗りたい方にはピッタリですね☺️。
憧れ枠2 モンブラン1858 アンヴェイルド シークレット ミネルバ モノプッシャー クロノグラフ リミテッド エディション
こちらは、ステンレスモデルで限定58本とかなり狭き門。価格も約530万円と本当の買えない憧れ枠となっています😂。
モンブランと言えば筆記具のブランドイメージを持つ方が多いと思いますが、クロノグラフの名手、ミネルバ社を傘下に迎え入れてから、腕時計の質格段に向上してきていると言われています。
そして本モデルはモンブランの時計でありながら純粋なミネルバムーブメントを正面から堪能できるモデルとなっています。
モンブランから純粋なミネルバ社のムーブメントの時計がリリースされることはよくあったが、今回は見ての通り、正面からムーブメントが見る事ができます。これはムーブメントを丸々裏表ひっくり返したからです😳びっくりですよね。勿論ひっくり返すだけでは針は反対方向に動いてしまうのでクロノグラフということもあり実に21個のパーツを追加したとの事です。
クロノグラフ機構を正面から眺めることは贅沢な極みですよね。更に審美性の高いミネルバムーブメントです、各部の曲線が本当に美しいと感じませんか?。
さらにテンプも大きくて見応えがあり、チラネジ付きのテンワ、スワンネック緩急針と機構好きにはたまらない要素が盛りだくさんです。画像では分かりにくいのですが針も高さ方向に立体感があり、歯車の動きも合わさり、メカ感が半端では無いです。
新品では難しいですが2次市場で虎視眈々と狙い続けたい、そんな憧れの時計でした。
以上で海豚が選ぶ2023年欲しい時計5選(前編)とさせていただきます!。
皆様が欲しい時計と一緒のものはありましたか?🐬。
そして見返すと本当にクロノグラフばかりでした😅。私は基本的に3針が好きなのですが、コレクションに5本もあるので趣味が変わってきたのかもしれません!。単純に今年はクロノグラフ豊作の年とも言えるかも知れませんね!✨。
6月はまだ記事を出していこうと思っていますので楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです!✨
最後までご拝読ありがとうございました✨✨。
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