現在のロレックスは冷却期間であるべき理由

ロレックス

 こんにちは海豚です🐖🏖。

 今回は少し踏み込んだ「ロレックス」についての話題。

 海豚はロレックスの所有者では無いですが個人的に今のロレックスの現状について思った事を赤裸々に書いてみようと思います。

 ロレックスの素晴らしさは理解しているつもりですし、悪く言うつもりはありませんが、不愉快に感じられた方は申し訳ございません🙇。

 それではよろしくお願いします。

ロレックスの現状

 「ロレックス」は最高の実用時計であり、モデルによりますが、庶民が背伸びすれば手に入れる事ができる時計でした。

 ですが、2022年現在はご存知のとおり、[正規店で定価購入する事が困難]になっています。

 理由は「モデルによっては定価以上の価値(売値)がある」事でしょう。海豚的には要因はこの1つだけと考えています。

ロレックス コスモグラフ デイトナ

 ロレックスは元々一般認知度も高いため、いわゆる「プレ値」の時計には注目が集まりやすく、メディアの煽りもあってか、「転売」を目的とする人達が急増し、昨今の品薄状態に拍車がかかっているのです。

 そのためロレックスは、需給関係が崩壊してしまっているのです。箇条書きするとこうなります👇。

  • ロレックスの客層において、転売目的の人の割合が圧倒的に多い。
  • 本当に欲しい顧客に時計が行き渡らない。
  • 転売目的の人が並行店に売却するため、並行店の品揃えは良いが、希少ゆえにプレ値となる。
  • 正規店での購入を諦めた、お金に余裕のある層が並行店でロレックスをプレ値で購入するために並行価格はなかなか下がらない。
  • 正規店で定価で買いたい(当然の思考)客層はいわゆるロレックスマラソンを続ける。

 言ってしまえば「転売ヤー」一人勝ちの構図とも言えます😅。原因は分かっていても転売ヤーは組織化しており、ノウハウもあるので、店員さんは簡単に見抜く事ができないため、対策は極めて困難です。

ロレックスを巡って交差する羨望や欲望、そして不幸

 webクロノスさんより、ロレックスを取り巻く現状への苦言が以下の記事によりありました。👇

SNSやバラエティ番組が煽った「ロレックスマラソン」の大罪 | 高級腕時計専門誌クロノス日本版[webChronos]
「お売りできる時計はないんです。なのに、毎日のように来店される。お客様だから接客はさせていただきますが……。正直、接客が怖くなりました。」 こんな「被害」がロレックスの正規販売店で毎日のように起きている。人呼んで「ロレックスマラソン」である...

簡単に説明しますと。

  • ロレックスの店員さんが、転売ヤーにより苦労を強いられている。
  • 儲かると転売目的にマラソンをするのは店側に迷惑だから即やめるべき。
  • ロレックスの予約制に賛成。
  • ロレックス陰謀論は嘘(ロレックスが意図的に生産数を絞って、値段を釣り上げているという噂)。
  • 必ず調整局面はある(暴落の可能性)。
  • 時計投資を煽ったメディアの罪は大きい。

と言ったものだ。

 海豚もこの記事には共感する事が多い。特に時計投資家を持て囃して、転売ヤーを急増させたメディアには怒りを感じます。

 一方、海豚はこの記事に関して、「本当に欲しくてマラソンをしている人」にあまり寄り添えていない気もしました。

 SNSでは、ロレックスの店員さんの態度に苦言を呈する顧客も多いように感じます。店員さんに対する不満を挙げるとこんなものが見受けられました。

  • 単純に態度が悪い。塩対応。
  • 希望モデルを探してくれない。
  • 上客にはすぐモデルを案内する。上客と一般客との態度の差が酷い。
  • 店員に頭を下げて、欲しいモデルを探してもらう構図が気に入らない。

 といったものをSNSではよく見受けます。

 細かい状況は見ていた訳では無いので、どちらが悪いとは言い切れませんが、一つ言えることは、この場合「お互いが不幸」であるという事でしょう。

 店員さんには今までに無い職務的負担が発生していますし、顧客は気持ちよく買い物をしたいという当然の要求がある訳ですから。

 現在のSNSにおける、ロレックスの話題は尽きず。日々、「購入報告とそれに対する羨望」、「ロレックスの塩対応による怒りや失望、共感」が渦巻いている状況です。

ロレックスは冷却期間に入れるべき。

 ロレックスが欲しい人の手に健全に行き渡るために必要な事は、冷却期間では無いかと海豚は思っています。

 冷却期間とは簡単に言うと、みなロレックスから少し距離を置くべきと言うことです。

 先程も言いましたが、現在、「並行店におけるロレックスの在庫」がありすぎると思っています。ロレックスは生産本数も比較的多く、安定供給されるているのでいつかこの飽和状態が崩壊されるのは必然だと思っております。冷却期間がこの、価格の暴落、健全化のスピードを上げるのだと考えております。

 「皆がロレックスから離れるべき」とは言いましたが、これは本当に欲しい方には結構失礼だったかも知れません。

 しかし、このいつか必ず起きる「価格の暴落」これを本当に受け入れる事ができるほど、あなたはロレックスが本当に好きですか?、本当に今すぐ欲しいものですか?。もう一度胸に手を当てて考えてみて欲しいです。

 ロレックスマラソンは確かに、一途に欲しいモデルを追い続ける健全な行動ですが、その裏では店員さんの苦労があったり、塩対応で嫌な思いをしたりで少なからず不幸が産まれている事実に向き合う必要もあるのかも知れませんね。

 それでも本気でロレックスを追い求める方の事は決して止めたりはしません。

ロレックス以外のブランドに目を向けてみる。

 ロレックスは唯一無二です。これを前提としてですが、ロレックスにしか目がない方には是非他のブランドの魅力にも触れて欲しいです。

 ロレックスの価格が落ちるまで、今買える素晴らしい時計に触れて、気長に待ってみてはいかがしょうか?

 というわけで今回はロレックス人気モデル「コスモグラフ デイトナ」と対等に戦えるモデルをご紹介させていただきます!、

デイトナのライバル??        オメガ スピードマスター   

 最初に紹介したいのはこちら

 SPEEDMASTER ムーンウォッチプロフェッショナル マスタークロノメーター クロノグラフ 42mm

オメガ公式サイト引用

やはりオメガといえばムーンウォッチ。本モデルは人類が初めて宇宙及び月面着陸した時に乗組員が着用していたスピードマスターからインスピレーションを得たモデルとなっている。

 本モデルは手巻きでシースルーバックである、シースルーから眺められるムーブメントは非常に美しく、クロノグラフゆえにその機構の動作を眺める事ができる。

 このスピードマスターの素晴らしさはやはりマスタークロノメーター認定に合格している事だ。

  • マスター クロノメーター認定 スイス連邦計量・認定局(Swiss Federal Institute of Metrology:METAS)が設定する、スイス時計業界でも最高水準の精度と耐磁性、性能が保証されています。

詳細についてはこちらをご覧ください。👇

マスター クロノメーター認定 | OMEGA®
オメガ マスター クロノメーターの特長をご覧になり、革新的な時計製造と認定が業界最高水準の品質を提供できる理由を理解しましょう。

 簡単に言ってしまうと、精度、耐久性、防水性、耐磁性において最高レベルの試験を合格しているのだ。

 特に耐磁性についてはオメガの右に出るものはいない。現代においてスマートフォンやPCを代表とする磁気を発生する生活必需品に囲まれる現代社会において耐磁力性が高い事は非常に心強い。比べて申し訳ないが、ロレックスに置いて最も耐磁性の高い「ミルガウス」は1000ガウスであるのに対して「スピードマスター」は15000以上と桁違いとなる。もちろん1000がガウスは日常生活に於いてかなり信頼のある数値、オメガが凄すぎるだけだ。

 シースルーバックはロレックスには無いし、スピードマスターの歴史は素晴らしい。お互いに違う良さも持っている本ウォッチを先に手に入れてみては如何でしょうか?。

 2022年新作のスピードマスターも素晴らしいので下に貼っておきます。👇

 

デイトナのライバル??        ゼニス クロノマスタースポーツ

ゼニス公式サイト引用

 一見デイトナに似ていますが、細かく見れば全く違う時計で、全く違う魅力がある「クロノマスタースポーツ」

 アイコニックなトリコロール文字盤のイケメンウォッチで搭載ムーブメントはもちろん「エルプリメロ」だ。

 「エルプリメロ」は簡単に言えば、自動巻クロノグラフの名機中の名機。超高振動が脅威の1/10秒の計測が可能としている。もちろん機械の耐久性にも信頼がある。

ゼニス公式サイト引用

 ロレックスは1980年代後半頃にこの「エルプリメロ」をデイトナに搭載していた歴史がある(振動数を落として耐久性を上げていたが)。当時もトップクラスの実力があったロレックスですら、信頼性のある自動巻クロノグラフの機構を作る体制が無かった。技術とプライドのあるロレックスがこの「エルプリメロ」を選んだのは、その精度や信頼性が認めざるを得ないものだったからだろう。

 しかしながら本質を言うと、エルプリメロの1/10計測を使う場面は無いし、耐久性に信頼性があっても高振動ゆえに摩耗も早い。実用性で言えばデイトナに軍配が上がる。

 もし、クロノマスタースポーツとデイトナで迷った時に、前者を選ぶのは、「ロマン」を求めている人であろう。

 ゼニスはクォーツショックにより、「エルプリメロ」を失いかけた。その時のエルプリメロを守り抜いた一人の男の物語がある。これを知れば機構だけでは無いゼニスのロマンを感じる事ができるだろう。

マニュファクチュールとブランドの歴史がわかるゼニスの年表。
1865年創業のスイスで最も古い垂直統合型の時計製造工場、ゼニスのユニークな歴史をご覧ください。一人の男の精度への追求から、革新的な時計製造の技術まで、これはゼニスの物語です。

 クロノマスタースポーツはもちろんシースルーバック、名機エルプリメロのクロノグラフの動作を楽しむことができる。

 質実剛健の「デイトナ」、ロマンの「クロノマスタースポーツ」両方選んでも違った良さがあるのでは無いだろうか。

 そして、いつか手に渡るであろう「デイトナ」を待つのに十分すぎる心の余裕を与えてくれそうだ。

ゼニス公式サイト引用

 金無垢、コンビモデルもある。

 また、オープンハートも差別化も図れるし、文字盤から機構を楽しむことができる。

ゼニス公式サイト引用

最後に

 今回は少し自分の意見を前面に出しすぎましたが、本音は今苦労してロレックスマラソンをされてる方には報われて欲しいと言う気持ちであります。

 そして、その中でロレックス以外のもブランドを、あまり知らない方がいれば、少しでも興味を持っていただけたらと思いました。

 海豚自身は、ロレックスにはたまたま通りかかった時に覗いたりしますが、現状では購入する予定はありません。

 今の相場が落ち着いた時に、店舗にある程度の在庫が揃えば買おうと思っています。

 欲しいモデルはヨットマスター126655(エバーローズゴールド、オイスターフレックス)です!

 

 それでは最後までご覧いただきありがとうございました!

 さようなら👋🐬

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